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乳歯のむし歯を放置すると、どのような影響がありますか?

まず、乳歯の役割には

  1. 食べ物をかむ。
  2. 発音(構音)を助ける。
  3. あごの発育を助け、顔の形を整える。(全身の成長発育促進)
  4. 永久歯が正しい位置に生える目印になり、またスペースを確保する。

等があります。
乳歯のむし歯を放置すると、

  1. 十分に噛めないため、偏食になったり消化吸収が悪くなり発育に影響する。
  2. 正しい発音ができない。
  3. あごや顔の形が正常に発育しない。
  4. 脳の発育を遅らせる。
  5. 永久歯が正しい位置に生えず、歯並びに影響が出る。
  6. 痛みや見栄えにより心が不安定になりやすい。
  7. 痛みは夜間に出ることが多く、痛みを止めるために困難を伴う。
  8. むし歯菌が増えて唾液が酸性になっている事が多いため、永久歯になってもむし歯で悩まされる可能性が高くなる。

等の事が考えられます。
以上の事より乳歯は生え変わるからといって、むし歯は放置せず、気が付いたら早く治療すべきです。

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